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【2019/3/5更新】Android端末の画面共有ツール 「Vysor」の使い方とTips紹介



2019/3/5 追記
Chrome 72.0.3626.119、Android9.0端末、Oculus Goでも動作を確認しました。

2018/6/27 追記
Chrome 67.0、 Android8.1.0端末でも動作を確認しました。


Android端末の画面を共有するために、これまではAndroid Screen Monitorを使ってましたが、Vysorが便利だったので紹介します。

VysorというのはChromeで動くアプリケーションです。Androidの画面をほぼ遅延なしに表示させることができます。




1. 前提条件

インストール、動作ともにChromeブラウザが必要です。OSはWindows10、MacOSXのいずれも動作します。

2. 導入手順

1. ChromeからChrome Web Storeにアクセスする

Chrome ウェブストア

2. Vysorを検索する

3. アプリ紹介のページにて「CHROMEに追加」を選択する

これでVysorがChromeに追加されました。

3. 起動方法

1. Android端末とPCをUSBで接続します

2. Chromeを開いて、「アプリ」をクリックします。下記の画面です。

Chromeブラウザの画面

3. Vysorアイコンをクリックします。下記の画面です。

Chromeアプリ一覧

もしこの画面が出てこない場合は、先ほどのChrome Web Storeからもう一度Vysorを選択し、下記の画面にて起動してください。

ChromeアプリのVysorインストール画面

あとはVysorが自動的にAndroid端末を認識してくれます。うまくいくとこのような画面が出てきます。

VyzorがAndroid端末を認識したときの画面

PCのマウスで画面内部を操作することもできます。


4. 有償版と無償版の違い

ここまで説明した使い方は無償版、有償版共通です。インストール時は無償版ですが、Vysorを起動した画面にはこのような表示が出ています。

Vysor無償版に表示されるメッセージ

記載の通り、無償版では定期的に広告が表示されます。広告を解除するには有償版に切り替える必要があります。月額、年額、買い切り、企業向けと4つのプランがあり、機能制限の解除もされます。

Vysorの有償プラン料金と機能一覧

5. 終わりに

無償版でも十分使えますが、Androidアプリ開発に関わる場合、Pro以降で使える、無線接続やドラッグでファイル追加、はわりと便利なのでおすすめです。